歯科

歯科

歯の構造

歯牙の発育

乳歯 生後6ヶ月から生え始める(し歯に注意!)。
3歳で合計20本萌出し完結。月齢ー6本!
永久歯 6で生え始め、12歳28本生えそろう。
その後親知らずが出て合計32本萌出し完結。

歯科補綴装置

差し歯 固定性のもの(取り外し不可) クラウン(被せ物)、ブリッジ、インプラント
入れ歯 可撤性のもの(取り外し可能)

矯正歯科

矯正歯科治療

第1期治療 成長発育期 口腔習癖の除去、上顎骨や下顎骨に治療効果を期待する治療
第2期治療 成長終了期 全顎的な歯の配列

矯正装置

器械的矯正装置 金属線の弾性を矯正力として応用するものが多い
機能的矯正装置 患者自身の口腔周囲筋の機能力に依存するものの総称

歯痛の鑑別

上顎癌  
上顎洞炎 副鼻腔炎の術後に発生する術後性
感染性心内膜炎  

歯周病(歯肉炎と歯周炎の総称)

疫学 30歳以上に好発、日本人の8割が罹患
病態 歯周病は、バイオフィルムの中の嫌気的環境に歯周病菌が増殖して炎症を生じる疾患。歯周病菌は10歳以降から定着し始め、主にパートナーからの唾液の影響が大きい。歯周病の炎症によって生じる物質が全身にいき、糖尿病、動脈硬化、低体重児出産、早産などのリスクを上昇させる。2大発症要因は糖尿病喫煙である。
症状 歯磨きで出血、歯石・歯茎の炎症→歯槽骨が溶け始める→歯が動揺の順に悪化
治療 歯周炎は歯垢除去など歯周治療(歯科医に行かないと治らない)
予防 歯肉炎は丁寧な歯磨きによるバイオフィルムの除去(自己治療可能)

齲歯

病態 齲歯原因菌(ミュータンス連鎖球菌など)は1歳半以降に主に家族からの唾液感染によりバイオフィルム(=プラーク、歯石)に定着し始める。齲歯原因菌が砂糖などの発酵性糖質を摂取し、乳酸などの酸を排泄する。この酸によってハイドロキシアパタイトが溶解し、齲歯ができる。
進行度 CO:穴はない初期の齲歯。フッ素塗布により再石灰化し治癒するため経過観察。
C1:エナメル質に限局する穴がある齲歯。フッ素塗布により治癒する可能性もある。
C2:象牙質まで進行した齲歯。冷たい甘いものが染みる。早期治療が必要。
C3:歯髄まで進行した齲歯。歯髄炎でズキズキ痛む。抜髄が必要。
C4:歯髄が壊死し痛みのない齲歯。状態によっては抜歯が必要。
予防 フッ素入り歯磨き使用、間食を減らす、食後すぐの歯磨き

歯髄炎

病態 虫歯が進行し、歯髄に炎症が及んだ状態。
症状 初期は冷たいものがしみるが、次第に温かいものもしみるようになり、痛みも増大する。
検査 X線
治療 根管治療(歯髄の治療)

コメント

タイトルとURLをコピーしました