2020-03

微生物学

グラム染色できない臨床上重要な菌

マイコバクテリウム属(抗酸菌) 通性細胞内寄生菌(自己増殖能はあるが、マクロファージなどの細胞内で増殖する←液性免疫で排除できない)。グラム染色で染まらないためチール・ニールセン染色を行う。   ...
微生物学

臨床上重要なグラム陽性桿菌

有芽胞菌 バシラス属(好気性)   主な疾患 炭疽菌(Bacillus anthracis) 炭疽(人畜共通感染症の1つ。感染した動物を摂取すると敗血症で致死的になる。) ...
微生物学

臨床上重要なグラム陰性球菌

ナイセリア属(好気性)   主な疾患 淋菌(Neisseria gonorrhoeae) 性感染症 髄膜炎菌(Neisseria meningitidis) 髄膜炎(第2位) ...
微生物学

スピロヘータ・らせん菌

スピロヘータ スピロヘータはグラム染色で染まりにくいため 鍍銀染色・ギムザ染色、電子顕微鏡で確認。 トレポネーマ属   主な疾患 梅毒トレポネーマ(Treponema pallidu...
微生物学

臨床上重要なグラム陰性桿菌

グラム陰性桿菌は腸管、肛門、外陰部など下半身に多い傾向があるみたいよ。特に、常在部位では病原性を示さないが、体内の他の無菌部位に侵入して感染を起こす(迷入性感染症)。 腸内細菌科(通性嫌気性) 大腸菌...
微生物学

臨床上重要なグラム陽性球菌(〜コッカス=陽性球菌)

グラム陽性球菌は鼻腔、口腔、皮膚など上半身に多い傾向があるみたいよ。 スタフィロコッカス属(通性嫌気性)   主な疾患 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) ...
微生物学

耐性菌とその対策

耐性菌 抗菌薬を使い続けていると、いずれ薬に対する抵抗力を獲得した菌が出現する。 一つの薬に対して耐性を獲得した菌は、構造が類似している他の薬に対しても耐性を示すことがあるため、類似構造を持つ抗菌薬の投与は注...
微生物学

抗菌薬総論(検査→抗菌薬の使い方)

抗菌薬の概要 抗菌薬は、PK/PD、感染臓器への移行性、副作用、MICなどを総合的に評価して選択する。耐性菌についての対策はこちらを参照。 作用部位 抗菌薬 細胞壁合成阻害 βラクタム系、グリコペプチド系、...
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