形成外科 Common diseases(骨髄炎)

皮膚科

化膿性

疫学 成長期の男児の下肢骨に多い
病態 【急性化膿性脊髄炎】
扁桃炎や上気道炎などの一次感染巣から血行性に、または近接する化膿巣から直接脊髄に感染する疾患で、しばしば敗血症を合併する。原因菌は黄色ブドウ球菌が多い。小児では病変が成長軟骨板を超えず骨幹端部に広がる。
【慢性化膿性脊髄炎】
多くは急性から慢性に移行する。最初から慢性経過を辿るBrondie骨膿瘍型もある。
症状 ①感染部疼痛・腫脹:骨髄内圧上昇による。
②仮性麻痺:疼痛のため患肢の不動が見られる。
【合併症】
敗血症:発熱、全身倦怠感
検査 【血液検査】
WBC↑赤沈↑CRP↑
【画像検査】
単純X線:初期には異常を認めず、発症10日前後で骨萎縮・骨膜反応
心エコー:敗血症を疑う場合は感染性心内膜炎の有無を確認
治療 急性:第1世代セフェム静注
慢性:骨病巣の掻爬+持続洗浄→骨移植

骨髄炎の概要

感染経路

血行性 黄色ブドウ球菌などの病原微生物が血行性に骨に移行し感染を起こす
直接進達性 糖尿病やLEADによる足壊疽、褥瘡、皮膚潰瘍、外傷、手術操作など、局所の皮膚軟部組織感染から骨皮質・骨髄に直接到達する

病態

血行性・直接進達性に骨組織に菌が付着し、感染巣である骨髄の内圧が増加し、血流障害、壊死を起こす。

骨髄炎の診断

①X線

概要 急性骨髄炎の診断には有用ではないが、慢性骨髄炎の病変描出(骨膜反応が見られるのは最低10日間、長い時は8週間かかる)やガス・異物・骨折・腫瘍などの描出が可能
画像 軟部組織の腫脹、骨膜反応、腐骨など様々な所見がみられる

②MRI

概要 骨髄炎の診断や治療効果の指標として有用。
画像 T1では病変部は黒く低信号、T2では白く高信号となる

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