老人性色素斑(日光黒子) senile lentigo

皮膚科

老人性色素斑の概要

疫学 ほとんどの中年以降の男女に出現、後天性色素斑で最多
病態 表皮突起の延長と表皮基底層でメラニン色素の増加が見られる。一部は脂漏性角化症に移行する。原因は主に加齢と紫外線曝露により生じる。
症状

老人性色素斑の診断

診断

視診 部位:顔面、手背、前腕伸側などの露光部に好発
類円形で大小種々の褐色斑、境界は比較的明瞭、ときに落屑を伴う
検査 ダーモスコピー:
生検:

鑑別診断

悪性 日光角化症
基底細胞癌
悪性黒色腫
良性 雀卵斑
ADM
肝斑
炎症後色素沈着
固定薬疹

インフォームドコンセント

照射後 ①約50%に炎症後色素沈着が生じる
→生じた場合、メラニン合成阻害作用のあるハイドロキノンやアルブチン外用
②絶対こすらない・紫外線防御を徹底する

老人性色素斑の治療

①レーザー治療

注意 化粧品や摩擦などによる慢性的な皮膚炎や肝斑を伴っていることが多く、いきなりレーザー治療を行うと、照射後に炎症後色素沈着が遷延することがある(VISIA®で評価した後に照射開始時期を決める)。
前処置 慢性炎症や肝斑が疑われる場合、スキンケア+薬物療法を先に行い改善させる
①トラネキサム酸 500〜1500mg/日
②ビタミンC 600〜3000mg/日
③ビタミンE 400〜600mg/日
④5%ビタミンCローション
⑤4%ハイドロキノン軟膏
照射回数 通常1回の照射で効果が得られることが多い
照射出力 照射直後にIWPの発現を認める最低の出力での照射が基本(照射時に表皮が弾け飛ぶ、点状出血が見られる場合は出力が過剰)。
フォロー 照射後はステロイド軟膏を薄く塗布し、ハイドロコロイド(ビジダーム®)を貼付+肌色のテープ(3Mテープ®)を重ねると化粧もしやすく、肌に馴染んで目立ちにくくなる。照射1〜2週間で再診とし、診察まで照射部のテープ保護を継続してもらう。照射後1〜2ヶ月後で再診とし、炎症後色素沈着の有無と必要なアフターケアが行われているか確認する。照射後は残存病変と炎症後色素沈着の鑑別が困難なため、照射半年以降に再照射が必要か判断する。

②凍結療法

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