セロトニン1A部分作動薬
タンドスピロン | セディール® |
保険適用 | 神経症における抑うつ・恐怖、心身症における身体症候ならびに抑うつ・不安・焦燥・睡眠障害 |
最大投与量 | 60mg/日 |
特徴 | 5-HT1Aの部分作動薬として抗不安・軽い抗うつ作用を示す |
注意点 | 効果弱いためプラセボとして使うことがほとんど |
鎮静系抗うつ薬
トラゾドン | レスリン®、デジレル® |
保険適用 | うつ病 |
最大投与量 | 200mg/日 |
適応外 | 不眠 |
適応外使用法 | 50mg/日就寝前 |
特徴 | α1・H1・5-HT2A遮断により鎮静作用 |
注意点 | QT延長、頭痛、倦怠感を引き起こす |
四環系抗うつ薬
ミアンセリン | テトラミド® |
保険適用 | うつ病 |
最大投与量 | 60mg/日 |
適応外 | 不眠 |
適応外使用法 | |
特徴 | α1・H1・5-HT2A遮断により鎮静作用 |
注意点 | 抗不安作用は非常に乏しい |
メラトニン受容体作動薬
ラメルテオン | ロゼレム® |
保険適用 | 不眠症における入眠困難の改善 |
最大投与量 | 8mg/日 |
適応外 | 睡眠相後退症候群(=夜寝付けず朝起きれない) |
適応外使用法 | 2mg or 4mg/日を睡眠7時間前に投与 |
特徴 | せん妄予防効果、依存性や離脱症状を生じない |
注意点 | 副作用:眠気、頭痛、ふらつき、フルボキサミンと併用禁忌、空腹時服用 |
オレキシン受容体拮抗薬
オレキシンが欠損するのがナルコレプシー
作用機序 | オレキシンはレム睡眠を抑制して覚醒を維持する神経ペプチドである。オレキシン受容体を阻害することで、覚醒神経核を抑制し、レム睡眠を誘導する。 |
共通の副作用 | 眠気、頭痛、倦怠感、浮動性めまい、悪夢(レム睡眠が増えるため) |
スボレキサント | ベルソムラ® |
保険適用 | 不眠症 |
最大投与量 | 20mg/日(高齢者は15mg/日) |
特徴 | せん妄予防効果 |
注意点 | CPY3A4阻害薬との併用禁忌、空腹時服用、一包化不可 |
レンボレキサント | デエビゴ® |
保険適用 | 不眠症 |
最大投与量 | 10mg/日 |
特徴 | スボレキサントより催眠作用が強い可能性 |
注意点 | 空腹時服用 |
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