死亡診断書

公衆衛生

死亡確認時のカルテ

記載例
死亡確認
施行:施行した医師の名前
同席:●●先生、看護師●●さん
ご家族:妻、長男対光反射の消失、呼吸音の消失、心拍出の消失、左記死の3徴候を確認し、2000年1月1日午後1時11分に死亡確認とした。直接死因:多臓器不全 1999年11月から起算
直接には死因に関係しないが傷病経過に影響を及ぼした傷病:老衰
剖検・角膜移植は希望されず。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

死亡診断書(検案書)の書き方

書き方に不明点がある場合は「死亡診断書記入マニュアル」を参照

①診断書と検案書の選択

該当しない方を二重取り消し線で抹消

死亡診断 診療継続中の患者が診療継続中の疾病による死亡の場合に限り選択できる
例外 患者を死後に診察し、かつ診療継続中の疾患が死因であった場合に限り選択できる
死亡検案 上記以外の場合

②死亡したとき

通常 死の3徴候を確認した時刻
死体検案・死後診察の場合 死体現象に基づいた医学的推定の記載となる
例)4月1日 午前1時頃(推定)

③死亡の原因(Ⅰ)

直接死因から因果関係を辿って原因死まで記載

(原因死:それ以上の因果関係を辿れなくなった最後の傷病名)

記載例 発症から死亡までの期間
ア)直接死因 敗血症 約4日前
イ)ア)の原因 肺炎 約2週間
ウ)イ)の原因 嚥下障害 約3ヶ月
エ)ウ)の原因 視床出血 約5年

④死亡の原因(Ⅱ)

記載例 発症から死亡までの期間
危険因子など うっ血性心不全 不明

⑤死亡の原因(手術)

死因に関係しない手術は記載不要

部位及び主要所見 手術年月日
例)右肺上葉切除 例)平成30年4月1日

⑥死亡の原因(解剖)

⑦死亡の種類

詳細
病死及び自然死 内因子の場合に選択
外因死 該当する外因死を選択し、外因死の追加事項を記載
不詳の死 内因子か外因死か判別できない死→医師法21条の異常死体の届出義務

⑧最下部の署名欄

診断 or 検案の該当しない方を3カ所二重取り消し線で抹消し、署名する

異常死体の届出

死体を検案して異常があると認めた場合、24時間以内に所轄の警察署に届け出る。

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