診療情報提供書について
記載する目的
① | 専門医・高次医療機関への紹介 |
② | 退院時のかかりつけ医への逆紹介 |
③ | かかりつけ医へ通院理由や検査データなどの資料請求依頼 |
④ | 患者転居などに伴う転医の依頼 |
⑤ | セカンドオピニオンの依頼 |
作成費用
通常の診療情報提供書作成 | 250点(2500円)=3割負担なら750円 |
診療情報提供書に検査結果を添付 | 上記に200点(2000円)追加=3割負担なら600円追加 |
セカンドオピニオン目的の場合 | 500点(5000円)の3割負担=1500円 |
診療情報提供書の書き方
①宛先
〜病院 総合内科 (ご担当医)先生 御机下
②プロブレムリスト
#COPD急性増悪(最終診断名)
③診療情報提供書の提供理由
平素より大変お世話になっております。
○○様は、COPDを既往に持つADL自立の70歳男性です。
転院・紹介 | 当院外来に○○で定期通院している患者様です。今回、COPD急性増悪を発症したと考えられるため、ご高診ご加療をお願いしたくご紹介させていただきました。 |
逆紹介 | 貴院外来に定期通院されている患者様です。今回、COPD急性増悪の診断で、4月1日から4月20日まで当院で入院加療を行い、自宅退院となったため、経過をご報告いたします。 |
④現病歴・現症
受診3日前からの喀痰の増加、発熱を主訴に当院救急外来を受診されました。
来院時バイタルはBP129/75、HR98、RR26、SpO2 89%(室内気)、BT 37.6度でした。
身体診察では両肺でwheezesを聴取し、胸部X線で右下肺野のすりガラス影を認めました。COPD急性増悪と診断し、入院加療となりました。入院時からセフトリアキソン1gを24時間ごと、プレドニゾロン40mg分1を7日間投与しました。
⑤入院後経過
入院後は速やかに症状の改善を認め、喀痰培養より肺炎球菌を認め、入院3日目より感受性良好なアモキシシリン1500mg分3の内服に変更し、抗菌薬治療は合計5日間で終了としました。吸入薬については入院5日目より、ICS/LABA合剤を再開し、同日に自宅退院としました。
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