真皮メラノサイト系母斑(蒙古斑、太田母斑など)

皮膚科

真皮メラノサイト系母斑の分類

太田母斑

蒙古斑 mongolian spot

疾患の概要

疫学 黄色人種の乳幼児のほぼ100%
病態 新生児の仙骨部や腰殿部に見られる青色斑で、真皮中層〜下層のメラノサイト増加を認める。生後2年頃までは青色調を増すが、その後退色し、7歳頃までに自然消退するが、4%程度は残存すると考えられている。腰殿部以外に見られるものを異所性蒙古斑といい、色調の濃いもの・広範なもの・分節的なものは残存しやすい。
症状 なし

蒙古斑の診断

やや灰色がかった青色を呈する単一色の色素斑

太田母斑 青色の中に点状の褐色斑が混在する、眼球メラノーシスを伴う、自然消退しない
伊藤母斑 肩周辺に存在し、青色の中に点状の褐色斑が混在する、自然消退しない
青色母斑 通常1cm程度と小さいものがほとんどで、やや結節状隆起しているため鑑別は容易

異所性蒙古斑の治療

①レーザー治療 使用機器:Qスイッチルビーレーザー
開始時期:色調が濃い部分、露出部に対して首のすわった頃から開始する
照射回数:同一部位に対して5回まで保険適応、以降自費
照射間隔:3ヶ月に1回(色素沈着が完全に収束してから追加照射する)
麻酔:基本的には表面麻酔で行うが、広範囲のものや小児の顔面に存在するものに対しては全身麻酔を検討。治療時に協力を得られにくい3〜10歳児に対しては治療を行わず経過観察する場合もある。
再発:再発することはない
照射出力:4.0〜5.5J、スポットサイズ5mm、20nsec(表皮が剥離せずホワイトニングが得られる照射出力:IWPまで下げる)
レーザー後:照射後1週間はシャワー、擦らないよう指導。痒みがある場合は保冷剤などで軽く冷却。色素沈着が起こりやすいため、日焼け対策を徹底する。

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