九州の概要
九州は沿岸を暖流の黒潮(日本海流)と対馬海流が流れるため、冬でも温暖。
福岡県
旧国名:筑前(ちくぜん)+筑後(ちくご)+豊前(ぶぜん)
名産 | 農作物:いちご(あまおう) |
工芸品 | ・久留米絣(かすり:綿織物) ・博多織 ・博多人形 |
祭り | ・玉取祭(1月) ・博多どんたく(5月3〜4日) ・博多祇園山笠(7月1日〜15日) ・博多おくんち(10月) |
福岡グルメ | がめ煮(筑前煮)、鳥の水炊き、もつ鍋、梅が枝餅、博多ラーメン、柳川のうなぎ料理、辛子明太子 |
代表的方言 | 何しとると? |
歴史 | 【福岡市】 江戸時代に福岡城が築かれたことで、那珂川を境に西が城下町の福岡、東が商人町の博多となった。明治時代に福岡・博多を含む福岡市となった。 |
【福岡県の観光名所】
福岡市 | 天神 | 九州最大の繁華街。 |
大濠公園 舞鶴公園 |
福岡城址を整備した舞鶴公園、福岡城址の外濠をもとにした大きな池な特徴の大濠公園がある。 | |
中洲 | 那珂川の中洲にある、日本三大繁華街の1つ。屋台が有名。 | |
櫛田神社 | 5月の博多どんたくの出発地点、7月には博多祇園山笠が行われる。 | |
楽水園 | 明治時代に博多商人が造った日本庭園。 | |
柳橋連合市場 | 博多の台所。全長100mのアーケードに新鮮な食材が並ぶ。 | |
シーサイドももち | 埋め立てウォータフロント開発地区で、福岡ドーム、福岡タワー、福岡市博物館(金印が保管)などがある。 | |
筥崎宮 | 元寇で神風を起こした伝説から、勝運の神として有名になった神社。1月に開催される玉取祭(玉せせり)という奇祭も有名。 | |
志賀島 | 海の中道により本土と繋がっている陸繋島。金印の出土地。 | |
能古島 | 博多港から船で10分、四季折々の花が楽しめる島。 | |
太宰府市 | 大宰府政庁跡 | 7世紀に政庁が置かれ、日本の西の守り、外国との交渉の窓口となった場所。現在は公園となっている。 |
太宰府天満宮 | 菅原道真を祭神として祀る天満宮。全国天満宮の総本社。 | |
九州国立博物館 | 太宰府天満宮の裏にあり、歴史系博物館として設立。 | |
北九州市 | 門司港レトロ | 明治以降国際貿易港として繁栄し、明治大正時代の建物が残る。 |
官営八幡製鐵所 | 1901年に、我が国初の銑鋼一貫の製鉄所で、現在は民間企業として現役で操業している。明治日本の産業革命遺産の1つ。 | |
平尾台カルスト | いくつもの鍾乳洞がある北九州国定公園のカルスト大地。特に千仏鍾乳洞が有名。毎年3月に野焼きが行われる。 | |
皿倉山 | ケーブルカーで山頂に行け、北九州市の夜景を見れる。 | |
河内藤園 | 毎年5月の藤のトンネルが有名。 | |
宗像市 | 宗像大社 | 沖ノ島の沖津宮・筑前大島の中津宮・宗像市にある辺津宮の3つからなる神社。祭神である宗像三女神は海を守る姉妹神である(女人禁制)。沖ノ島から多くの遺産が発掘されており(辺津宮に保管)、海の正倉院と呼ばれている。 |
福津市 | 新原・奴山古墳群 | 古代豪族である宗像氏が築いた古墳群。 |
飯塚市 | 筑豊炭田 | かつて日本最大の炭鉱地帯。 |
添田市 | 英彦山 | 日本三大修験道場の1つ。 |
朝倉市 | 秋月 | 黒田氏5万石の旧城下町で筑紫の小京都と言われる。 |
柳川市 | 柳川城址の水路 | 城下町の水路をどんこ船で周遊する。城下町は多くのうなぎ料理屋があり、他にも御花西洋館、北原白秋記念館がある。 |
大牟田市 | 三池炭鉱 | 明治日本の産業革命遺産の1つ。 |
大分県
旧国名:豊後(ぶんご)
名産 | 農産物:かぼす、干し椎茸 海産物:関あじ、関さば、城下かれい |
工芸品 | ・日田市の小鹿田焼(おんたやき) ・日田市の下駄 |
大分グルメ | 中津&宇佐唐揚げ、とり天、だんご汁、やせうま、りゅうきゅう丼、佐伯のごまだしうどん、日田焼きそば、麦焼酎 |
代表的方言 | 何しちょん、しんけんよだきい(本当にめんどくさい) |
歴史 | 【大分市】 大友宗麟(義鎮)はザビエルの布教活動を許可し、キリシタン大名としてキリスト教を庇護したため九州に南蛮文化が開花した。豊後府内(現大分市)は日明貿易や南蛮貿易で栄えた。 |
【大分県の観光名所】
宇佐市 | 宇佐神宮 | 735年に建造。全国八幡宮の総本宮。日本三大八幡宮の1つ。八幡神は武運の神様のため、勝負事があるときにお参りすると良い。 国東半島は宇佐八幡の八幡信仰を取り入れた仏教文化が形成され、両子寺などの多数の寺院が山岳信仰の場となった。これらの寺院を総称して六郷満山という。 |
杵築市 | 杵築城 | 南北の武家屋敷の間の谷が商人街となっている、サンドイッチ型城下町が特徴。 |
別府市 | 別府温泉郷 | 鉄輪温泉などの別府八湯の総称。地獄めぐりが有名。背後にそびえる鶴見岳から別府市街を見渡せる。 |
大分市 | 高崎山自然動物園 | 野生のニホンザルの生息地。 |
由布市 | 由布院温泉 | 由布院駅から雑貨屋が並ぶ湯の坪街道を通り、由布岳の麓にある金鱗湖まで続く。また、辻馬車で田園風景を楽しんだり、高台にある狭霧台から湯布院を見渡したりすることもできる。 |
湯平温泉 | 鎌倉時代にできた温泉地で石畳の坂に温泉街があるのが特徴。 | |
九重町 | 夢吊橋 | 日本第2位の長さを誇る吊り橋。 |
豊後高田市 | 熊野磨崖仏 | 平安時代後期、絶壁に掘られた石仏。阿蘇の噴火によってできた灰石は加工しやすいため大分県には多くの石仏が掘られている。 |
富貴寺大堂 | 平安時代後期に建てられた九州最古の木造建築。浄土思想の普及で建てられた阿弥陀堂。 | |
中津市 | 耶馬溪 | 日本三大奇勝の1つ。僧侶がノミ1本で掘り抜いた青の洞門が有名。近くには石仏3700体以上が並ぶ羅漢寺がある。 |
日田市 | 咸宜園跡 | 江戸時代後期の1817年に広瀬淡窓が開いた全寮制の私塾で、武士・平民問わず広く開放された。 |
豆太町 | 古い街並みが残る江戸時代の天領。 | |
臼杵市 | 臼杵 | 臼杵城の城下町として栄え、古い街並みが残る。近くには臼杵大仏、風連鍾乳洞などがある。 |
佐賀県
旧国名:肥前の一部
名産 | 海産物:有明海の海苔、むつごろう |
工芸品 | ・有田焼(伊万里焼) ・唐津焼 ・佐賀錦 |
祭り | ・唐津くんち(11月2日〜4日) |
佐賀グルメ | ・むつごろうの蒲焼 ・呼子のイカ料理 ・シシリアンライス |
方言 | しぇんしぇ(先生)、ゴッカイブイ(ゴキブリ)、がばい(すごい) |
歴史 | 【佐賀市】 江戸時代に外様大名鍋島氏の城下町として栄えた。 |
【佐賀県の観光名所】
唐津市 | 唐津神社 | 毎年11月に開かれる唐津くんちが有名。 |
虹の松原 | 唐津湾に沿って5km続く松原。日本三大3松原の1つ。 | |
呼子の朝市 | イカが名物。呼子の近くには名護屋城跡があり、呼子港から遊覧船で七ツ釜に行ける。 | |
名護屋城跡 | 秀吉の朝鮮出兵(唐入り)の基地となった城。当時は大阪城に次ぐ規模をほこった。この時、朝鮮人陶工を連れ帰り有田焼が始まった。 | |
佐賀市 | 三重津海軍所跡 | 幕末の佐賀藩の海軍の訓練場・造船所で、日本で現存する最古のドライドック(船体の検査や修理のために水を抜くことができるドック)の遺構が残っている。佐賀藩主の鍋島直正がつくった。明治日本の産業革命遺産の1つ。 |
吉野ヶ里遺跡 | 弥生時代最大級の遺跡。 | |
鹿島市 | 祐徳稲荷神社 | 日本三大稲荷の1つ。別名、鎮西日光。 |
伊万里市 | 大川内山の街並み | 鍋島藩の御用窯を置き、朝廷や幕府に献上するための磁器などを焼いた場所。現在も窯元の煙突や塀が残っている。 有田焼は陶工の李参平によって磁器を焼くための陶石が発見され(泉山磁石場)、江戸時代の酒井田柿右衛門が赤絵磁器の製造に成功して発展した。 |
有田ポーセリパーク | 有田町とドイツのマイセンが姉妹都市であるから、ドイツのツヴィンガー宮殿を模してできた有田焼のギャラリー。 | |
武雄市 | 武雄温泉 | 辰野金吾が設計した楼門が温泉のシンボル。朝鮮出兵の指揮で訪れた豊臣秀吉が記した入浴心得がある。 |
嬉野市 | 嬉野温泉 | 長崎街道の宿場町にあり、美人の湯として知られる。 |
御船山楽園 | 鍋島茂義の別荘跡につくった公園。 |
長崎県
旧国名:肥前+壱岐+対馬
名産 | 農産物:びわ |
工芸品 | |
祭り | ・長崎くんち(10月):諏訪神社の祭礼 ・長崎中華街ランタンフェスティバル(旧正月) |
長崎グルメ | ・卓袱料理(しっぽく料理:和・洋・中が融合した大皿に盛られたコース料理) ・ちゃんぽん、皿うどん ・福砂屋のカステラ ・佐世保バーガー ・雲仙の六兵衛 |
方言 | とっとっとー!(取ってあるよ) |
肥前 | 【長崎市】 出島によって栄え、明治以降も造船業などで発展した。 【佐世保市】 かつて鎮守府が置かれ、現在も自衛隊や在日米軍基地がある。 【平戸市】 ポルトガル人やスペイン人が平戸に来航し、松浦氏が商館を設けて南蛮貿易を行い平戸が栄えた。江戸初期はオランダ・イギリスの寄港地にもなり全盛期となるが、鎖国によりオランダ商館が長崎の出島に移され平戸は衰える。 |
壱岐 | 朝鮮との中継地として発展 |
対馬 | 朝鮮との中継地として発展 |
【長崎県の観光名所】
長崎市 | 出島 | 鎖国の約200年間、日本で唯一の貿易窓口だった場所。今は復元が進んでいる。鎖国の間、オランダ人は出島に居住させられた。 |
オランダ坂 | 開国以降、出島の南方に外国人居留地の洋館が建ち並び、ここに造られた石畳の坂をオランダ坂という。オランダ坂は大浦天主堂とグラバー園との間に位置する。 | |
浦上天主堂 | 被爆マリア像のある天主堂で、戦後再建された。 | |
大浦天主堂 | 日本最古の教会建築。土佐に漂着したスペイン人宣教師26人は秀吉の命で長崎で処刑された(サン=フェリペ号事件)。この26人聖人のために幕末の1865年に建てられ、キリシタン復活の場となった。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の1つ。 | |
旧グラバー住宅 | 明治産業近代化に貢献したスコットランド出身商人のトーマス・グラバーの邸宅(現在はグラバー園に移築)。大浦天主堂に隣接する。施設内にハート型の敷石があり、触れると願いが叶うと言われている。1863年に建設された日本最古の木造洋風建築。明治日本の産業革命遺産の1つ。 | |
唐人屋敷 | 鎖国の間、中国人(清)を唐人屋敷に居住させた。出島と唐人屋敷の間には長崎新地中華街がある。 | |
崇福寺 | 黄檗宗の寺院。 | |
小菅修船場跡 | 1868年に完成した日本初の西洋式ドッグ。明治日本の産業革命遺産の1つ。三菱長崎造船所は小菅修船場を管理していた。 | |
長崎海軍伝習所跡 | 1855年〜1859年の4年間、江戸幕府が洋式海軍創設のため作った海軍士官養成機関。オランダ人のカッテンディーゲが教官として指導した。勝海舟・榎本武揚・五代友厚などがここで学んだ。 | |
三菱長崎造船所 | 長崎海軍伝習所に併設された長崎製鉄所が明治維新後に長崎造船所に改名。その後、三菱に払い下げされ、三菱長崎造船所へと発展した(戦艦武蔵などを建造)。明治日本の産業革命遺産の1つ。 三菱長崎造船所では世界最大級のクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセスを造船した。 |
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端島炭坑 (軍艦島) |
三菱が所有した海底炭坑。1870〜1974年の間操業し、最盛期には約5000人が住んでいた。明治日本の産業革命遺産の1つ。 | |
シーボルト記念館 | ドイツ人医師のシーボルトは診療所を兼ねた蘭学塾である鳴滝塾を開いた。その跡地にシーボルト記念館がある。 | |
眼鏡橋 | 中国の僧が架設した日本初の石造りアーチ橋。長崎市内のシンボル。 | |
佐世保市 | ハウステンボス | オランダを中心にヨーロッパの街並みを再現した日本最大のテーマパーク。 |
九十九島 | リアス式海岸の群島で、全域が西海国立公園となっている。海きらら水族館は九十九島に生息する生きものを紹介する水族館。 | |
壱岐市 | 原の辻遺跡 | 弥生時代の環濠集落跡。魏志倭人伝にある一支国(いきこく)の王都に特定された遺跡。 |
雲仙市 | 雲仙岳 | 島原半島中央にそびえる火山で、主峰は普賢岳。南の山腹には雲仙温泉が、西側には小浜温泉がある。 |
島原市 | 島原城 | 武家屋敷の古い街並み、湧き水が多く残る。 |
南島原し | 原城跡 | 島原の乱で反乱軍が立てこもった城の跡。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の1つ。 |
平戸市 | オランダ商館 | 出島ができる前は平戸島に商館が置かれた。 |
熊本県
旧国名:肥後
名産 | 農産物:トマト、西瓜、い草 |
熊本グルメ | 辛子蓮根、タイピーエン、馬刺し、熊本ラーメン、赤牛丼、いきなり団子、球磨焼酎(米焼酎) |
方言 | むしゃんええ(かっこいい)、ちょーじょー(ありがとう) |
歴史 | 【熊本市】 熊本藩細川氏の城下町として栄えた。 |
【熊本県の観光名所】
阿蘇市 | 阿蘇山 | 世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山は、周囲を囲む外輪山と阿蘇五岳(中岳、高岳、根子岳、杵島岳、烏帽子岳)と阿蘇谷、南郷谷の総称。外輪山の最高峰である大観峰展望台からの眺めは絶景。阿蘇五岳はお釈迦様の寝姿に例えられる。中岳は現在も噴煙が上がっており火口付近まで行け見応え抜群。カルデラにある大草原は草千里と言われ馬が放牧されている。 |
南小国町 | 黒川温泉 | 入湯手形で各旅館の露天風呂巡りができる。 |
小国町 | 鍋ヶ滝 | 裏見の滝。 |
山都町 | 通潤橋 | 江戸時代末期に肥後の石工の技術を用いて建設された石造アーチ。農地灌漑を目的とする水路橋で、大迫力の放水が人気。通潤橋付近には棚田がある(白糸台地)。 |
熊本市 | 熊本城 (銀杏城) |
1607年、加藤清正が築城。近江の穴太衆により築かれた石垣は武者返しと言われ上に行くほど勾配が急になり、最上部はほぼ絶壁となっている。西南戦争で城は焼失したが、薩摩軍は城内には入れないくらい難攻不落の城だった。 |
水前寺成趣園 (水前寺公園) |
初代藩主の細川忠利が水前寺御茶屋を始め、後に細川綱利が大規模な池泉回遊庭園につくりあげた。この庭園には阿蘇の伏流水が湧出する。近くに夏目漱石第3旧居がある。 | |
山鹿市 | 山鹿温泉 | 毎年8月上旬に灯籠祭りが行われる。江戸時代の芝居小屋である八千代座も有名。 |
菊池市 | 菊池温泉 | 熊本の奥座敷。 |
菊池渓谷 | 阿蘇山の麓に広がる渓谷。四十三万滝、黎明の滝などがある。 | |
荒尾市 | 三池炭鉱 | 明治日本の産業革命遺産の1つ。大牟田市にまたがって存在する。 |
八代市 | 五家荘 | 平家の落人伝説で知られる5つの地域の総称。深い渓谷に囲まれ紅葉が美しい。 |
宇城市 | 不知火現象 | 旧暦8月1日の深夜に八代海の海上に現れる蜃気楼の一種。永尾剱神社(えいのおつるぎ)は不知火の観望に最も適している立地。 |
三角西港 | 宇土半島にある、石畳の港湾や洋館が残る港。明治日本の産業革命遺産の1つ。 | |
天草市 | 崎津集落 | 崎津天主堂は畳のある教会として有名。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の1つ。 |
人吉市 | 青井阿蘇神社 | 人吉市は人吉藩相良氏(さがら)の城下町として栄えた。806年に創建した青井阿蘇神社の社殿は相良氏によって造営された。 |
宮崎県
旧国名:日向
名産 | 農産物:きゅうり、里芋、日向夏、キンカン |
祭り | 高千穂の夜神楽(11月中旬〜2月上旬) |
宮崎グルメ | 冷や汁、チキン南蛮、辛麺、地鶏の炭火焼、がね、アサヒガニ、焼酎 |
方言 | じゃがじゃが(そうだそうだ)、おーきん(ありがとう) |
歴史 |
【宮崎県の観光名所】
高千穂町 | 天岩戸神社 | 弟スサノオの暴挙に姉アマテラスが怒って天岩戸という洞窟に閉じこもったと伝えられる場所。その天岩戸を祀っている神社。 |
高千穂峡 | 祖母傾国定公園にある、阿蘇山の溶岩を侵食してできた峡谷。峡谷は貸ボートで遊覧できる。高千穂峡に流れ落ちる真名井の滝が有名。 | |
日向市 | 美々津 | 神武天皇が東方征伐の出発の地と言われている港町。江戸時代の町並みが残る。 |
宮崎市 | 青島 | 宮崎市にある小島で、縁結びで有名な青島神社が鎮座する。周囲を鬼の洗濯板と呼ばれる岩に囲まれている。すぐ南に堀切峠がある。 |
日南市 | 鵜戸神宮 | 洞窟内に本殿がする神社。かつては西の高野として修験道の道場として栄えた。今は運玉投げが人気。 神社の北にはサンメッセ日南のモアイ像がある。 |
猪八重渓谷 | 20ヶ所以上の滝群が点在し、貴重なコケの宝庫。 | |
飫肥 | 飫肥城の城下町として栄え、九州の小京都と言われる。 | |
串間町 | 都井岬 | 天然記念物の御崎馬(みさきうま)が放牧されている。 |
西都市 | 西都原古墳群 | 日本最大級の古墳群で、約330個の古墳が点在する。 |
綾町 | 照葉大吊橋 | 本庄川にかかる日本第2位の高さの歩行者専用吊り橋。 |
えびの市 | えびの高原 | 韓国岳の山麓に広がる高原。マール地形の不動池はコバルトブルーで神秘的。近くに京町温泉や白鳥温泉がある。 |
都城市 | 霧島連山 | 活発な活火山。春にはミヤマキシリマが咲き誇る。霧島連山の最高峰は韓国岳で、山腹に霧島最大のカルデラ湖である大浪池がある。他にも天孫降臨伝説のある高千穂峰は山頂に天逆鉾(あまのさかほこ)が立つ。 |
鹿児島県
旧国名:薩摩+大隈
名産 | 農産物:茶葉(知覧茶など)、さつまいも |
祭り | ・下甑島の奇祭トシドシ(12月31日) |
工芸品 | ・奄美大島の大島紬(絹織物) ・薩摩焼 ・薩摩切子 |
鹿児島グルメ | きびなご料理、さつま揚げ(つけ揚げ)、黒豚料理、かるかん、奄美の鶏飯、白熊アイス、薩摩焼酎(芋焼酎)、奄美黒糖焼酎 |
方言 | ちんちんぼっぼっゆきもそかい(ぼちぼち出かけましょうか) |
歴史 | 【鹿児島市】 薩摩藩島津氏の城下町として栄えた。島津氏は戦国時代に南蛮貿易を行い、その後、島津義久が九州全土を統一した。しかし、秀吉に負け、江戸時代は外様大名となった。 |
【鹿児島の観光名所】
鹿児島市 | 桜島 | かつては島だったが、1914年の大正噴火で陸続きとなった。大正噴火の際に地中に埋まったのが黒神埋没鳥居。 |
旧集成館 | 薩摩藩主の島津斉彬(なりあきら)がつくった日本最古の洋式工場群。この工場では製鉄・造船・紡績など幅広い分野を手掛けて軍事強化と産業育成を図った。明治日本の産業革命遺産の1つ。 | |
仙巌園 | 島津斉彬が島津家別宅の庭園として造園。磯庭園とも呼ばれる。錦江湾を池に見立てて桜島を借景した景色は絶景。 | |
城山 | 西南戦争最後の激戦地。ここで西郷隆盛が自害した。城山の麓には鹿児島城(鶴丸城)と西郷隆盛銅像がある。 | |
天文館 | 鹿児島市最大の繁華街。 | |
南九州市 | 知覧 | 薩摩の小京都と呼ばれる知覧武家屋敷群、太平洋戦争の末期の特攻隊の資料を展示する知覧特攻平和会館がある。 |
指宿市 | 指宿温泉 | 天然の砂蒸し風呂が有名。 |
開聞岳 | 別名、薩摩富士。付近にカルデラ湖の池田湖、火山湖の鰻池がある。 | |
南さつま市 | 坊津 | ザビエルが最初に上陸した地。 |
霧島市 | 霧島神宮 | 元旦に奉納される九面太鼓が有名。 |
霧島温泉郷 | 温泉郷の中心で九尾滝がある丸尾温泉、名水の鉱泉で知られる関平温泉などがある。 | |
伊佐市 | 曽木の滝 | 東洋のナイアガラと言われる。 |
屋久島町 | 屋久島 | 九州最高峰の宮之浦岳(1936m)があり、高低差が大きいため亜熱帯植物〜冷温帯の植物が垂直分布している。また、鹿と猿も多い。山の中腹には樹齢1000年を超える縄文杉がある。もののけ姫のモデルとなった白谷雲水峡ではシダ・コケが生い茂っている。島北部の永田浜はアカウミガメの産卵地で、ラムサール条約登録湿地になっている。 |
奄美市 | 奄美大島 | 天然記念物のアマミノクロウサギなど貴重な動物が生息する。奄美の自然を描いた日本画家田中一村のコレクションを常設展示している田中一村記念美術館、伝統工芸を体験できる大島紬村、透き通る海が広がる大浜海浜公園などがある。 |
与論島 | 大金久海岸 | サンゴの死骸が白浜となって堆積した海岸。その沖合には百合が浜がある。 |
沖縄県
旧国名:琉球
名産 | さとうきび、パイナップル、マンゴー、黒糖、泡盛、海ぶどう |
工芸品 | 壺屋焼(シーサーが有名)、琉球びんがた、久米島紬、宮古上布、八重山上布、琉球絣、芭蕉布 |
沖縄グルメ | ゴーヤチャンプル、ソーキそば、なーべらーんぶしー、ぐるくんの唐揚げ、タコライス、豆腐よう、アーサ汁、じーまーみ豆腐、らふてー、いかすみ汁、ちんすうこう |
方言 | なんくるないさー |
先島諸島 | 尖閣諸島+八重山列島(石垣島周辺)+宮古列島 |
歴史 | 【江戸以前】 琉球はかつて北山、中山、南山の3つの勢力があり、石積みの琉球の城(グスク)をつくっていた。1429年に中山王の尚巴志(しょうはし)が琉球を統一し琉球王国が成立。その後、琉球は中継貿易で栄えた。 【江戸時代】 1609年に薩摩藩に支配されたが、明による支配も受けていた。 【明治以降】 1879年に強制的に琉球藩・琉球王国を廃止し沖縄県とした(琉球処分)。戦後、米軍による占領が続いたが、1972年に沖縄県として本土復帰した。 |
【沖縄県の観光名所】
那覇市 | 首里城 (国営沖縄記念公園) |
尚氏の居城が首里城であり、1945年の沖縄戦と2019年の火災で全焼した。正門の守礼門、礼拝所の園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)、第二尚氏の陵墓である玉陵(たまうどぅん)、首里金城町の石畳道と天然記念物の大アカギ、尚氏の別宅である識名園(しきなえん)がこのエリアの見所。 |
国際通り | 那覇市最大の繁華街。 | |
牧志公設市場 | 購入した魚介類・肉類を調理してもらうことができる。 | |
やむちん通り | 壷焼屋の窯元や販売店が並ぶ通り。焼き物体験もできる。 | |
南城市 | 斎場御嶽 | 琉球王国の最高聖地。 |
玉泉洞 | 沖縄最大の鍾乳洞。 | |
糸満市 | 沖縄県立祈念公園 (摩文仁の丘) |
沖縄戦最後の激戦地で、平和祈念資料館や戦没者名を刻んだ平和の礎などがある。近くには沖縄戦で死亡した学徒隊の悲劇を伝えるひめゆり平和祈念資料館がある。 |
沖縄ガラス村 | 琉球ガラス作り体験。 | |
今帰仁村 | 今帰仁城跡 | 北山王の居城跡。桜の名所で、日本で一番早く桜(カンヒザクラ)が1月末くらいに開花する。 |
恩納村 | 万座毛 | 象の鼻に似た奇岩がある。 |
真栄田岬 | 有名なダイビングスポットで、近くに青の洞窟がある。 | |
本部町 | 美ら海水族館 | 世界最大級の水族館。 |
古宇利島 | 古宇利大橋 | 透明度が高い海を渡る橋。 |
国頭村 | 大石林山 | 辺戸岬の近くにある日本唯一の熱帯カルスト。近くには辺戸御嶽(あしむり御嶽)がある。 |
座間味町 | 慶良間諸島 | 大小20余りの島で、ダイビングスポットが多い。座間味島の古座間味ビーチは白い砂浜とエネラルドグリーンの海で有名。久米島にはハテの浜と呼ばれる5km以上のサンゴ洲島が連なる。 |
竹富町 | 西表島 | 沖縄県で最大の落差の滝であるピナイサーラの滝、浦内川・仲間川下流に広がるマングローブ林が有名。 |
竹富島 | 白い石垣、赤瓦の町並み、星砂の浜が有名。水牛車で渡る由布島などが見所。 | |
与那国町 | 与那国島 | 日本最西端の島、島の最西端は西崎。島のシンボルである立神岩、ダイビングスポットの海底遺跡がある。 |
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