天地人から見る日本地理の特徴
気候(天) | 日本は熱帯の国に匹敵するほど降水量が多い気候である。夏は太平洋側から南東の季節風が、冬は日本海側から北西の季節風が吹く。よって、太平洋側では夏〜秋に雨が多く、日本海側では冬に雪が多い。 |
地形地質(地) | 日本は4つのプレートの境界部の上に位置し、マグマが形成される真上に日本があるため火山が多い。そのため、地熱と多雨の条件が重なり日本には温泉が多い(ただし、近畿・中四国は火山が少ないため温泉も少ない)。 |
人 | 日本は森林率が約70%と高く、狭い平地部に人が密集して住んでいる。また、南北に長い国のため気候風土が異なるのも日本の特徴である。 |
地理のまとめ
世界ジオパーク | 地球や大地について学び楽しむことができる場所(国内10ヶ所) ①洞爺湖有珠山ジオパーク(北海道)※日本初 ②アポイ岳ジオパーク(北海道) ③糸魚川ジオパーク(新潟県)※日本初 ④伊豆半島ジオパーク(静岡県) ⑤白山手取川ジオパーク(石川県) ⑥山陰海岸ジオパーク(鳥取県、兵庫県、京都府) ⑦隠岐ジオパーク(島根県) ⑧室戸ジオパーク(高知県) ⑨阿蘇ジオパーク(熊本県) ⑩島原半島ジオパーク(長崎県)※日本初 |
ラムサール条約 | 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(国内53ヶ所) ・ウトナイ湖(北海道 苫小牧市) ・釧路湿原(北海道) ・伊豆沼(宮城県) ・戦場ヶ原(栃木県) ・瓢湖(新潟県) ・三方五湖(福井県美浜町・若狭町) ・琵琶湖(滋賀県) ・宍道湖(島根県) |
地理用語
盆地 | 周囲を山に囲まれた平地 |
平野 | 下流を中心に広がり海に面した平地 |
台地 | 盆地や平野で、周囲より一段高い平地 |
山地 | 平地に対する地形を表す用語で、周囲よりも高く突起部の集まった地形 |
丘陵 | 山地よりも規模が小さく、谷が発達し、頂部が丸みを帯びてなだらかな地形 |
天気・天候・気候 | 天気は1日単位、天候は数日〜1ヶ月単位、気候は1年以上単位の気象の状況 |
埋め立て・干拓 | 埋め立ては大量の土砂やゴミを入れてつくった場所 干拓は堤防をつくり排水して干上がらせて陸地をつくった場所 |
和牛・国産牛 | 和牛は日本在来種の牛、国産牛は和牛以外の国内で育った牛 |
府 | 明治時代に、幕府の直轄地である大阪・京都・東京を府としたその名残りで、「府」には行政の中心という意味がある。 |
村・町・街 | 農林業を基幹とした集落がある場所を村、鉄工業や商業を基幹とした集落がある場所を町という。町の中で家屋が密集した地帯を街という。 |
鎮守府 | 旧日本海軍の根拠地として艦隊の後方を統轄した機関。横須賀・呉・佐世保・舞鶴の4軍港に置かれた。 |
クラシックホテル | 戦前に創業したホテル |
仏教・神社関係
伽藍配置 | 寺は塔や講堂など様々な建物があり、これらを総称して伽藍という。 |
金堂・本堂 | 本尊を安置する建物。平安時代前期までは金堂と呼ばれるものが多いが、平安時代後期以降は本堂と呼ぶ場合が多い。 |
舎利殿 | 仏の遺骨などを安置する堂。 |
本尊 | 寺院で供養・信仰の対象となる主たる仏像などのこと。 |
祭神 | 神社にまつられる神のこと。 |
開山・開基 | 開山は初代住職、開基は創設者のこと。 |
座主(ざす) | 住職の最上位の別称。 |
別当(べっとう) | 大寺の寺務を総括した僧。 |
塔頭(たっちゅう) | 隠居した僧の住まい。禅宗の寺内寺院。 |
官寺の制 | 禅宗の臨済宗を保護する制度。 |
一の宮 | その地域の中で最も格の高いとされる神社。平安〜鎌倉時代にかけてできた。 |
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