リステリア菌(Listeria monocytogenes)

微生物学

リステリア菌の特徴

通性細胞内寄生菌(単独増殖できるが、マクロファージなどの細胞内で増殖する) 。

人畜共通感染症の1つ。

リステリア症

病態 家畜やペットから感染する場合と滅菌不十分な食品(生肉、チーズなどの乳製品)から感染する場合がある。リステリア菌はマクロファージや粘膜上皮の細胞質で増殖する。免疫力が低下した人には日和見感染する。
【周産期リステリア症】
妊婦では腸管感染症から菌血症となり、胎盤を通じて胎児へ垂直感染し流産のリスクになる。
症状 胎児が子宮内で感染すると流産、早産、敗血症、多発性肉芽腫を起こす。
産道で感染すると髄膜炎を起こす。
検査  
治療 セフェム系は無効!ペニシリン系(アンピシリン)投与

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