微生物学

A群β溶血性レンサ球菌の特徴 カタラーゼ陰性 血液寒天培地ではβ溶血を示す（完全溶血：血液寒天培地で培養すると菌が溶血毒素（外毒素のストレプトリジンO：SLO）を産生し、赤血球に孔をあけて血液を溶かすため、コロニー周囲が透明調を呈す...

表皮ブドウ球菌の特徴 皮膚に存在する体表常在菌。病原性が弱いため通常は不顕性感染となる。ただし、免疫力が低下した患者ではカテーテル挿入部位から感染して病原性を示す。 カタラーゼ陽性、コアグラーゼ陰性！ 日和見感染症（カテー...

概要 莢膜を持つ。酵母。 肺クリプトコックス症 病態 ハトやニワトリの糞で汚染された土壌中で増殖した菌が浮遊し、経気道的に肺に定着する。原発性は健常者（無症状の場合も多...

ニューモシスチス・イロベチー 酵母（栄養体とシストという形態をとり、原虫に近い特徴をもっている） 培養は不可 ニューモシスチス肺炎（日和見感染症） 病態 小児期に多くの人が不顕性...

概要 自然環境に浮遊している胞子が経気道的に肺に定着し発症しやすい。Y字型の糸状菌。   進行 治療 予後 侵襲性肺アスペルギルス症（IPA） 急性 抗真菌薬 不良 単純性肺ア...

口腔、食道～腸管、皮膚、膣内などの常在菌で、免疫力が低下すると発症する。酵母だが仮性菌糸を持つ（感じて糸を引く）。 白い！かゆい！イメージ 表在性カンジダ症（健常者でも感染） 皮膚粘膜カンジダ症 ...

真菌の概要 真菌は糸状菌 （いわゆるカビ ）、酵母（単細胞）、 胞子（キノコ ）の総称で、基本的には日和見感染を起こす。他の真核生物との違いは、細胞膜にエルゴステロール、細胞壁にβグルカンとキチン（orキトサン）を含有する...

黄色ブドウ球菌の特徴 皮膚や粘膜（鼻腔・腸管など）に存在する体表常在菌。細胞外マトリックスに結合するため、創傷によって結合して体内に侵入する。 コアグラーゼ陽性：血液凝固作用により、凝固した血漿で菌体が包まれた状態になり宿主側の免疫...

ウイルス総論 ウイルスは遺伝子がカプシドに収容された粒子で、多くはゲノム複製に関する酵素は有するがエネルギー産生に関する酵素はないため独立して増殖することはできない。一部のウイルスはカプシドの外側にエンベロープという脂質二...

マイコバクテリウム属（抗酸菌） 通性細胞内寄生菌（自己増殖能はあるが、マクロファージなどの細胞内で増殖する←液性免疫で排除できない）。グラム染色で染まらないためチール・ニールセン染色を行う。   ...