マイコバクテリウム・レプレの特徴
人工培地で発育しない。抗酸性桿菌。
ハンセン病
病態 | 幼児期から頻繁に患者と濃厚接触して感染し、1年~数十年後の潜伏期を経て発症する(成人にはほとんど感染のリスクはない)。らい菌は高温が苦手で、皮膚創傷や鼻咽頭粘膜から感染する。感染力は弱く、発症はまれな病気で、患者を隔離する必要はない。 |
症状 | ①皮膚病変:皮膚に感染し結節性紅斑、らい腫により獅子面様顔貌など ②末梢神経障害:運動神経麻痺により母指球筋・小指球筋の萎縮→猿手・鷲手、汗腺がライ菌に侵されて発汗障害 |
検査 | 感覚障害を伴う皮疹の生検→Ziehl-Neelsen染色でライ菌(+) |
治療 | 多剤併用療法(リファンピシン、クロファジミン、ジアフェニルスルホン:DDS) |
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[…] ライ菌(Mycobacterium leprae) […]