抗真菌薬・抗寄生虫薬

薬理学

抗真菌薬

ポリエン系

一般名 先発薬品名 特徴
アムホテリシンB ファンギゾン 腎毒性や発熱などの副作用強い。
アムホテリシンBリポソーム製剤 アムビゾーム 副作用軽減。

フルオロピリジン系

一般名 先発薬品名 特徴
フルシトシン アンコチル 真菌細胞内でフルオロウラシルとなり核酸合成系を阻害。

アゾール系

一般名 先発薬品名 特徴
ミコナゾール フロリード 注射は深在性、ゲル経口用・膣剤・外用は表在性
フルコナゾール ジフルカン 組織移行性良好
ホスフルコナゾール プロジフ フルコナゾールのプロドラッグ。
ボリコナゾール ブイフェンド 視力異常、東洋人では代謝不良、高血中濃度が高率に認められる。
イトラコナゾール イトリゾール 抗アスペルギルス活性良好
【ADME】コーラなどの酸性飲料併用により薬物の吸収が増大する
クロトリマゾール エンペシド  
イソコナゾール アデスタン  
スルコナゾール エクセルダーム  
オキシコナゾール オキナゾール  
ビホナゾール マイコスポール  
ケトコナゾール ニゾラール 高い抗真菌活性。良好な角質浸透性・貯留性
ネチコナゾール アトラント  
ラノコナゾール アスタット 高い抗真菌活性。良好な角質浸透性・貯留性
ルリコナゾール ルリコン、ルコナック  
エフィナコナゾール クレナフィン  
ホスラブコナゾール ネイリン 1日1回の内服のため簡便。他剤との相互作用少ない

キャンディン系

一般名 先発薬品名 特徴
ミカファンギン ファンガード アスペルギルス属・カンジダ属のみに有効、安全性が高い
カスポファンギン カンサイダス アスペルギルス属・カンジダ属のみに有効、安全性が高い

アリルアミン系

一般名 先発薬品名 特徴
テルビナフィン ラミシール  

チオカルバメート系

一般名 先発薬品名 特徴
リラナフタート ゼフナート 皮膚貯留性が良好

ベンジルアミン系

一般名 先発薬品名 特徴
ブテナフィン メンタックス、ボレー 持続性、皮膚への浸透性良好

モルホリン系

一般名 先発薬品名 特徴
アモロルフィン ペキロン 持続性が良好

その他

一般名 先発薬品名 特徴
トルナフタート ハイアラージン  

ニューモシスチス肺炎治療薬

一般名 先発薬品名 特徴
ペンタミジン ベナンバックス  
アトバコン サムチレール ユビキノン類似体。効果はサルファ剤に劣るが、副作用が少なく長期使用も比較的容易。

抗寄生虫薬

抗線虫薬

  • ピランテルパモ酸(コンバントリン錠)
  • メベンダゾール
  • ジエチルカルバマジン(スパトニン錠)
  • イベルメクチン(ストロメクトール錠)

抗吸虫薬

  • プラジカンテル(ビルトリシド錠)

抗条虫薬

  • アルベンダゾール(エスカゾール錠)

抗マラリア薬

  • キニーネ塩酸塩
  • メフロキン
  • アトバコン・プログアニル配合(マラロン配合錠)
  • プリマキン
  • アルテメテル・ルメファントリン配合(リアメット配合錠)

抗原虫薬

  • メトロニダゾール(フラジール、アネメトロ)
  • チニダゾール
  • パロモマイシン(アメパロモカプセル)

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