バクテロイデスの特徴
一般培養では培養されないため、以下の7つを臨床判断により嫌気性菌を考慮する。
①副鼻腔炎 | |
②扁桃腺炎、扁桃周囲膿瘍 | |
③縦隔炎 | |
④腹腔内感染 | 特に下部消化管 |
⑤骨盤内感染 | 子宮内など |
⑥膿瘍 | |
⑦皮膚軟部組織感染(ろう孔あり) |
日和見感染症
病態 | ヒト腸内常在菌であり、粘膜バリアの破綻や腸管への外科的侵襲があった場合に日和見感染症を起こすことがある(骨盤内・腹腔内膿瘍、皮下軟部組織感染症、菌血症)。 B .fragilisは莢膜を持ち、菌が死んでも莢膜が病原性を持つ。 バクテロイデス属は、大腸菌や腸球菌などが先行感染した後に増殖する混合感染が多い。 |
症状 | |
検査 | 嫌気ポーターにより検体採取し、グラム染色+培養 |
治療 | ①メトロニダゾール ②クリンダマイシン ③アンピシリン・スルバクタム ④タゾバクタム・ピペラシリン ⑤セフメタゾール ⑥フロモキセフ ⑦カルバペメム系 ⑧モキシフロキサシン |
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