コレラ菌(Vibrio cholerae)

微生物学

コレラ菌の特徴

コンマ状桿菌の形態。

コレラ

第3類感染症(赤いパチO

疫学 日本では年間4〜5人発症(ほぼ輸入感染症)
病態 コレラ菌に汚染された水を飲んで感染する。コレラ菌は小腸でコレラ毒素を産生し、その毒素が粘膜上皮細胞のGsタンパク質にADPリボースを結合させてその不活化を阻害する。その結果、ACが活性化したままとなり細胞内cAMP濃度が上昇し、大量の水分と電解質が腸管内に分泌される。
症状 米のとぎ汁様の激しい下痢、脱水(血便、腹痛、発熱なし!)
検査 低K血症(アルカリ性腸液喪失のため)→代謝性アシドーシス
治療 輸液(Kを含む)+ニューキノロン系、テトラサイクリン系(排菌期間の短縮のため)

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