スポロトリコーシス
疫学 | 土壌に接することが多い小児・農業・園芸業者に好発、秋〜冬に多い |
病態 | 土壌、植物などに生息するスポロトリックス・シェンキーによる皮膚感染症。小さな傷を介して菌が侵入し真皮内で増殖し、長期の潜伏期を経て紅色丘疹→皮下結節→潰瘍を呈する。 |
症状 | 限局型:小丘疹が増大し、中央部に潰瘍を形成 リンパ管型:リンパ管にそって上行性に結節を形成 播種型:全身に皮下結節 |
検査 | 抗原注射によるⅣ型アレルギー反応(+) 滲出液の塗抹標本をPAS染色・Grocott染色すると菌体(+) 皮膚生検で巨細胞を混じる非特異的慢性肉芽腫性病変(+) |
治療 | ヨウ化K内服、抗真菌薬内服、局所温熱療法 |
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