薬理学

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ベンゾジアゼピン系(BZ系)の作用機序と副作用

作用機序と副作用 GABAA受容体のBZP結合部位に結合してGABAの作用を増強し、Clの透過性を亢進させる。その結果、シナプス後膜を過分極して神経過活動を抑制する。BZP結合部位はω1~ω3のサブタイプがあり、ω1は催眠...
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抗てんかん薬

てんかんの約70%が薬物コントロール可能で、約30%が難治性で薬物治療が無効。単剤治療が原則で、数剤試しても効果がなければ異なる薬理作用を持つ多剤併用を行う。多剤併用が無効な場合は外科治療を検討する。 てんかんの薬剤選択 ...
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抗不安薬、睡眠薬

抗不安薬 ベンゾジアゼピン系 作用機序 こちらを参照 禁忌 重症筋無力症、閉塞隅角緑内障、呼吸機能が高度に低下している患者 副作用   短時間型 ...
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抗精神病薬、抗うつ薬、ADHD治療薬

定型抗精神病薬 作用機序 中脳辺縁系のD2受容体を遮断して陽性症状を軽減する(鎮静作用+抗幻覚妄想作用)。また、主作用ではないが延髄CTZのD2受容体を遮断して制吐作用を示す。 副作用 ①中脳皮質...
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(骨格)筋弛緩薬

中枢性筋弛緩薬 一般名 先発名 特徴 メトカルバモール ロバキシン   プリジノール ロキシーン   クロルフェネシン リンラキサー   エペリゾン ミ...
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パーキンソン病治療薬

パーキンソン病治療薬 L-DOPA・ドパ脱炭酸酵素阻害薬・COMT阻害薬・MAO-B阻害薬 レボドパの作用機序 脂溶性のレボドパは投与量の10~20%が消化管から吸収され、そのうち1%が脳循環に入り、95%以上は末梢性...
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抗炎症薬、PG製剤、EPA製剤

非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs) NSAIDsの作用機序 解熱作用 視床下部の体温調節中枢のセットアップを上昇させるPGE2の合成を抑制して解熱作用を示す。 鎮痛作用 ブラジキニンなどの発痛...
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ステロイド薬・皮膚科薬

塗り薬の概要 【吸収経路】 外用薬は表皮〜真皮浅層まで作用し、真皮深層〜皮下組織へは作用しにくい。 経表皮経路 表皮は多くの脂質が存在するため疏水性物質の方が吸収率が高い。角層が薄いほど吸収されやすくなる。ただし、炎...
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自己免疫疾患&膠原病治療薬

免疫調整薬 免疫抑制薬より効果は劣るが、易感染性などの副作用も少ない。 一般名 先発名 特徴 金チオリンゴ酸Na シオゾール注 機序不明。RAの骨破壊を抑制する。【欠点】皮疹、腎障害、間質性肺炎の副...
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甲状腺・骨代謝性疾患治療薬

甲状腺疾患治療薬 甲状腺ホルモン製剤 【注意点】最初から大量投与すると、急激に酸素消費量が増大して虚血性心疾患を起こすことがあるため少量から投与を開始する。また、副腎不全を合併している場合は必ずステロイドを先...
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