2020-08

微生物学

リケッチア(Rickettsia japonica、O.tsutsugamushi、Rickettsia prowazekii)

リケッチアの特徴 宿主の細胞にATPを依存している偏性細胞内寄生細菌。そのため、発育には生きている細胞が必要、グラム染色できない、細胞内寄生しておりβラクタム系は細胞内移行性が悪いため無効。 リケッチアはすべて節足動物(ダニ、ノミ、...
微生物学

クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)

クラミジア・トラコマティスの特徴 宿主の細胞にATPを依存している偏性細胞内寄生細菌(寄生細胞内でゆっくり増殖する)。そのため、発育には生きている細胞が必要、細胞内寄生しておりβラクタム系は細胞内移行性が悪いため無効。細胞内寄生菌。ペプチ...
微生物学

オウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)、肺炎クラミジア(Chlamydia pneumoniae)

シッタシとニューモニエの特徴 細胞内寄生菌(寄生細胞内でゆっくり増殖する)。ペプチドグリカンを欠くためグラム染色できない。 オウム病 病態 オウムだけでなくほとんどのトリがクラミジア・シタッシを保菌してお...
微生物学

マイコプラズマ(Mycoplasma)

マイコプラズマの特徴 細胞壁なし(だから、βラクタム系無効、グラム染色で染まらない) 培養する場合はPPLO寒天培地を用いる。 肺炎マイコプラズマ Mycoplasma pneumonia 5類感染症(定...
微生物学

レジオネラ菌(Legionella pneumophila)

レジオネラの特徴 土壌や河川などの自然環境、冷却塔水や給水タンクなどの人工的水環境に広く生息。 通性細胞内寄生菌(自己増殖能はあるが、マクロファージなどの細胞内で増殖する)。そのため、グラム染色できない、βラクタム系・アミノグリコシ...
微生物学

百日咳菌(Bordetella pertussis)

百日咳菌の特徴 莢膜あり。 百日咳 第5類全数。学校保健安全法により、特有な咳が消失もしくは5日間の適切な抗生剤投与している間は出席停止。 病態 百日咳菌は感染力が強く飛沫感染した菌が気道粘膜に付着する。そこで菌は...
微生物学

緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)

シュードモナスの特徴 水場など湿った環境を好んで生息。莢膜を持ちバイオフィルムを産生して抗菌薬・消毒薬に耐える。 日和見感染 病態 免疫不全者では接触感染により日和見感染を起こす。例えば、人工呼吸器関連肺炎、COPD...
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肺炎桿菌、クレブシエラ(Klebsiella pneumoniae)

クレブシエラの特徴 莢膜を持つ。口腔内、下部消化管内に常在。 クレブシエラ肺炎 疫学 糖尿病など免疫力低下患者(日和見感染)、大酒豪(咽頭反射が鈍くなり口腔内の菌が気道に侵入)に好発。 病態 ...
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インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)

インフル桿菌の特徴 鼻咽頭に常在。チョコレート寒天培地で培養。 莢膜株(Hib) 小児科領域の髄膜炎や敗血症の原因菌で、病原性が強い 尿中抗原検査 無莢膜株 肺炎の原因となる 尿中抗原検査なし ...
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カンピロバクター ジェジュニ(Campylobacter jejuni)

カンピロバクターの特徴 グラム陰性らせん菌。豚、牛、羊、鶏などの家畜の腸管内に常在。人畜共通感染症。Skirrow血液寒天培地で培養。 感染侵入型食中毒 疫学 日本の食中毒患者数第2位 ...
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